忘れていたわけではない。







「えっと・・・黒澤 優希・・だよな?●●中学校まで一緒だった城村だけど・・・覚えてる?」







忘れるわけがない・・・。










「久しぶりだな・・・。元気だった?」










だってこの人は・・・・・。私が今まで好きになった人の中でも・・・・








「まさかこんなところで会うとは思わなかったわ。今度から俺もここに営業とかで来るからまた会う機会が増えるな。」












一番忘れられない片想いの相手・・・・。












ずっと心の奥底に深く深く封印した想いの欠片がドクンと音を立てた。