こんな話をしているうちに、あたしの家に着いてしまった。 当たり前のように家まで送ってくれるあいつが愛しい。 でも、まだ帰りたくない。 いや、ただ単にあいつと離れたくないだけかもしれない。 そんなことを考えていると、 「もうちょっと話す?」 あいつがそう言ってくれた。 「時間、大丈夫なの?」 あたしが聞くと 「大丈夫だよ。」 と優しく笑うあいつ。