ドンッ。


「……ったい。」


「ごめん中原。」


気づいたら斎藤君にぶつかっていた。


「中原、話がある。」


私も、ちゃんと向かい合おう。

「うん。ゆっくり一度話そう。」


「いつなら良いか?」

「できるだけ早く、できれば今日。」


「今からで良い?」

「うん。」

午後の授業なんて、いつも寝ているから、まぁいいかな。