私たちは見学を終え、下駄箱に 向かった。 「やっぱ、吹奏楽部だね!!」 虹は興奮して笑顔を私に向けた。 「先輩たちうまかったね〜」 先輩たちの演奏は、中学校とは遥か にレベルが違った。私もこんななり たいと思った。 「正式に入部!決まりだね!」 私たちは話して、校門で別れた。