ホームルームが終わり解散になった。


私は、虹と吹奏楽の見学に行く予定。


「奈々美ー!見学いこ!」


虹が私の席に走ってきた。


「うん、行こう!やっぱ虹はパーカッ
ションするの?」


「うん、パーカッションしたいな?」


「私もクラリネット続けたいな。」


私と虹は中学でも吹奏楽部だった。


バックに教科書をいれて準備をして
いると、1人の男の人が私の前に歩い
てきた。


「な、なにかご用でしょうか…?」


私は小さな声で話しかけた。


「俺、冬田音央!よろしくな!」


そう。これが音央(ネオ)との出会い
だった。