「はぁ~…」



大きくため息をついて、ベッドに横たわる。



あたしは、壁側のベッドに寝た。

ふと見ると、隣のベッドのカーテンが閉まっている。



誰か寝てんのかなぁ~――…




「寝よ…」



あたしは、目を閉じた。


その時、


「先生、職員室行ってくるね~」


そう言って、出て行く。
って事は、今この部屋にいるのは二人だけか。



まぁ、いいや。寝よう…








○ ● ○ ● ○ ● ○ ● ○ ● ○ 

いつの間にか、本気で寝ていた。

起きると、もう授業が終わっている。


「ん…」


なんだか体がだるい。


こんなん久しぶりだなぁ・・・。





ベッドから抜けて、あたしはカーテンを開けた。


蛍光灯の明かりがまぶしくて…。



目をこすって保健室のソファに座った。



って言うか、寝ぼけていてよく分らなかったけど
ほかにもだれかいたんだ…



あたしは、目を開けて
その人を見た。