「何??」


ソイツは立ち止まって、あたしを見た。


何か、見たことがあるような…




「ってか、倖って変わったな」


「ほぇ??」



それだけ言って出て行ったアイツの後姿をただ呆然と見つめるだけだった。
何であたしのこと知ってるの??

あたしはお前に…





お前と知り合った覚えはないから~~~~!!!!!!









○ ● ○ ● ○ ● ○ ● ○ ● ○



あぁ~疲れた。


「失礼しまぁす」


あたしは、力なく保健室のドアを開けた。

「あら珍しい」


保健の先生は目を大きく見開いた。

そんなに珍しいかぁ??



「先生、頭痛が…」


「じゃ、熱測って~」



体温計を渡され、あたしは熱を測った。


微熱だ…





「問題はないけど~」



「ちょっと寝ていきな」



保健の先生に言われてベッドに向かった。