碧斗に歩み寄ると、碧斗は静かに頷いた。 『ごめん、俺無理だわ』 「えっ?」 あきらかに様子がおかしい… もしかして… 碧斗の額に手を当てると、やっぱり熱かった。 「碧斗、なんで保健室行ってないのよ? 熱あるのに…」 『…』 「もう、ほら行くよ?」 私は碧斗を立たせてゆっくり保健室へと歩き出した。