そう言ってくれた真紘くんの表情は穏やかで、本当に楽しそうに笑ってる。


まるで空を見つめて悲しそうな顔をしていたのが、私の勘違いだったのかもしれない。





「じゃぁ…、真紘で♪」





私も笑顔でそう返したところで、3限目の始まりを告げるチャイムが鳴った…。



このぎこちない呼び方が、しばらくしたらすぐ慣れるのかな?