《キーンコーンカーンコーン…》 2限目終わりのチャイムが鳴った… ゆっくり席を立ちあがり、真紘くんの机の前に立った。 場が悪そうに目を一度逸らしてから私をみつめてきた。 人に謝るのってすごく緊張する… 早く言わなきゃ。 「昨日はごめん。 しつこく聞きすぎたよね。」 目線を下に落とし、目をギュッと瞑った。 周りの声や音が聴こえなくなるように感じた… 緊張してそうなっているのかな…