『なんだ、そんな事かよ』 私が昨日の出来事を話すと笑われた。 「そんな事って…」 『まぁ、簡単に過去は話せないと思うけど?』 「そりゃそうだけど」 『じゃぁ、どうして俺はお前に過去を話したと思う?』 笑ったかと思うと今度は真剣な眼差しで質問された。 碧斗が私になぜ過去を話してくれたのか… 考えもしなかった事だ。 『お前をみたら話したくなった』 「え?」