夕日が沈み辺りは暗くなっていた… 駅までの道を1人歩く。 空は真っ暗… だけど、そこには星と月だけが輝いている。 空の色は誰かの心の色なのだろうか? 今、真紘くんの心の色が黒ならば、塗り替えるチャンスなのかもしれない。 どんなに空が黒くても、星や月の輝きみたいに一筋の光を灯せるはず… 「大丈夫…」 私はそう自分の心に言い聞かせた。