黒板の文字を消し終わり、真紘くんがノートを写し終わるのを待つ。 達筆で大人っぽい字… 俯いて書く姿は、いつもと違って見えた。 少し伸びた前髪で目が隠れて、クールな感じかな? すると真紘くんの手が止まった…―― 『彩葉ちゃんは忘れられない人…とかいる?』