真紘くんは茜色に染まった空をじっと見つめて言った。 『好きだった人が言ってたから』 君にとっての”好きだった人 ”とはいったい誰? どんな人だったの? 『あっ、ごめんノートもうちょっと待って』 「えっ?あっうん」 聞きたくなる時に毎回話しを逸らされるように、話しを変えられる… ねぇ、君の秘密を教えてよ…―?