よく見るとホッチキスで留められているプリントの束は、どれもズレて留められていた。


なんて適当なやつなんだよ!


あ〜もう!





『ったくしゃーねーな!』


「えっ!?」





俺が本当に寝てたと思っていたのか、目を大きく開けて驚いていた。





「寝てたんじゃ…」


『寝てねーよ!
お前見てるとイライラする』


「はぁ?」





あっ、本当に怒らせたかも…


藤崎は俺を睨み付け、プリントを拾い集めていく。


それを見て俺もプリントを拾い集める…



この女、面白い…





―碧斗 side end―