「じゃぁ、彩葉また明日!」


「うん、なっちゃん部活がんば!」





なっちゃんは昼休みとは変わって元気に部活に行った。


きっと穂尭くんに色々話してたからかな?


好きな人に元気づけられるといくらでも頑張れるんだろうか?


私にはなかったから…




『彩葉ちゃんも頑張って!』


「あっ、うん!また明日ね?」


『おう!』





真紘くんはいつもどおり笑って教室を後にした。



時計は3時35分を指している。




《ガラガラ…》