驚いて唇を離す…
『「真彩!?」』
「まい見たもん!
まいにもちゅーしてー?」
二人のあいだに駆け寄ってきた真彩。
ポニーテールを揺らして私と真紘を交互にみつめる…
それが可愛くて、二人して笑った!
『真彩は小さいからほっぺな?』
「だねー!」
「どうして まいだけほっぺなのー?」
真彩が愛らしい大きな目をあけて首を傾げる。
真彩、それはね
女の子のファーストキスは簡単に奪っちゃダメなんだよ?
『きっと真彩が大きくなったらわかるよ』
「そうそう!」
真紘と小さな真彩の背と同じになるぐらいにしゃがみこんだ。
ぷっくら膨らんでいる真彩のほっぺ…
真紘は真彩の右頬に
私は真彩の左頬に…
優しくキスをしてあげた。
するとパァっと笑顔で私たちに抱きつく真彩。
『ほんとに真彩は可愛いな!』
「まい可愛い?」
「可愛いよー真彩♪」
私たち二人の大切な子供だもん!
大好きだよ!
『真彩はママに似てるから、絶対モテるよ?』
真紘の言葉に首を傾げる真彩…
「もう!
真紘ってば!」
『だって本当だし!』
真紘の笑顔で本当だってわかる…
目を細めて笑う笑顔…
「まい、わかるよ!
パパ嘘ついてないよ…」
「うんうん!
ママにもわかるよ〜」
頭をぽんぽんと撫でると喜ぶ♪
可愛いくて仕方がない…!