これから先も抱きしめられるのは真紘がいい。
だから多少の事は我慢する。
ずっと一緒にいられるように…
渚さんの夢と私の夢を叶えられるように。
『落ち着く…』
「私も」
上から聞こえる声がくすぐったい。
冬の寒さを忘れちゃうくらいに温かい。
部屋の暖房が暑く感じるくらいだ。
「寝てなくていいの?」
『へーき
それよりキスしたい。』
「いいよ
今日は甘えて欲しいから」
なかなか取れない二人だけの時間…
大切に使っていきたい。
抱きしめる手を緩めみつめ合う…
『目…閉じて』
言われる通りゆっくり目を閉じる…
私の頬に真紘の手がきた…
ドキドキが止まらない!
キスは慣れない。
そんな頻繁にするものじゃないから。
そして真紘の唇と重なった…