「えー!今日もバイト!?」
『真紘大丈夫かよ…』
なっちゃんと穂尭が心配する中、『大丈夫大丈夫!』そう笑顔で答えた真紘…
そして笑顔で私に手を振り、いち早く教室を後にした。
「真紘…大丈夫かな?」
『あいつ、週何回入れてんの?』
碧斗も心配し、穂尭の方を見た。
今日で何回目だろう…
なかなか二人で帰る時間がない…
『確か…週5だったはず』
「まじ?」
『間違いないって』
穂尭が言うなら間違いないだろう…
でも、どうしてバイトをしているのかは誰も知らなかった。
家庭の事実でもなさそうだし…
きっと、聞いても答えてくれないだろう。
「しまいに倒れるんじゃない?」
『あー…』
それは困る!
なんとかバイトの日数を減らすように言わなきゃ!
じゃなきゃ、体が持たないよ…