季節は巡り12月となった…


9月には文化祭があり

10月には体育祭があった。


どれも忘れられない楽しい思い出となった。




「もう12月だよー。
今年も終わっちゃうじゃん」


『夏休みぐらいから時間過ぎるの早かったよな〜』




なっちゃんに穂尭は二人して机に顔を伏せながら話す。


そうだね。



すごく月日が経つの早かったよね。




『文化祭では彩葉寝坊したよね』


「もう!
真紘は体育祭のリレーで転けたでしょ!」




そう


真紘と軽い言い合いもできるようになっていた。


でも喧嘩にはならない。


だって言い合ったあと必ず笑い合うんだから♪




『ははっ!
そうだったけ?』


「私忘れてないよ!
あの後私が手当したんださらさ」



膝から血流してたし、保健室に行って手当してあげたんだから。


まぁ、真紘は笑ってたんだけど。




『あの時はありがとな!』


「どーも」




歯を見せてキラキラ輝く笑顔…


それにつられて笑顔になるんだ。