真紘のために…? それってどういう… 『彩葉と俺を付き合わせるためにしてたんだって穂尭に言われてさ…』 だから碧斗、私が幸せになるからって言ってたの? そんな… あれは嘘の告白だったの…? 「碧斗…」 『あいつ、演技上手いよな… 自分が一番辛かったはずなのに』 あっ、あのさ… そう言おうとした瞬間、真紘は次の目的地のカステラ屋をみつけた。