屋台には人だかりでいっぱい… 友達連れや、大学のサークル仲間だろうか? 恋人同士もたくさんいる… 『ねぇ、何か食べたい物ある?』 「ん〜…チョコバナナ!」 『あーいいね!』 真紘と人混みではぐれないように手をギュッと握ると、自然と私の手をギュッと握り返してくれた… それだけで胸が高鳴った。 これから先何度、こうして手を繋げるのかな?