翌日、言っていた通りちゃんと碧斗は学校に来た。


斜め後ろの席の碧斗は、授業中はずっと寝てばかりいた…


いつもなら暇そうに授業聞いているのに。


それに昼休みは碧斗は購買に行ったっきり帰って来ない…




「ねぇ、彩葉!」


「なっちゃんどうしたの?」


「あいつの居場所…知らない?」




なっちゃんの言う あいつ とは


きっと碧斗の事だろう。


にしてもどうして?




「多分、南校舎の裏かも」


「南校舎?あーそっか!
ありがとう、ちょっと用事あるから行ってくる!」




なっちゃんは慌てた様子で教室を後にした…