-碧斗 side-


彩葉と別れてから3時間が経った。


スマホには19時10分と表示されている。


帰ってきてすぐ寝たから身体中が重い…




「あっ!起きた!?」


『なんでいるんだよ』





俺のベッド脇に顔を伏せて、寝ていたらしかった姉貴は頬を膨らました。




「あんた帰ってすぐ寝たじゃん!
しかも泣いてたし!」




その言葉で3時間前を思い出した…


もう、彩葉を悲しませなくていい安心感と

もう、側に居ては行けない事…


あいつ… 泣いてないかな?




『ごめん…』


「はっ?いやいや謝ってどうするの!
てか、どうせ失恋でもしたんでしょ?」





ベッドの上に座り腕組みをした姉貴。