『俺が行く…』
碧斗がそう言って真紘を追いかけた。
「真紘…大丈夫かなぁ」
さっきまで美味しかったサンドイッチが急に美味しくなくなった気がした。
2人いなくなっただけで、こんなにも心が寂しいんだ。
『やっとか…』
「何が?」
穗尭がため息混じりに呟いた…
すると笑って『なんでもない』と言われた。
きっと穗尭は私には知らない何かを知っている。
「みんな上手くいったら良いのにね…」
『だよなー、俺と夏奈みたいにさ』
…
「はい!?
2人付き合ってるの!?」
「2週間前からね♪」
なっちゃんはピースサインをして嬉しそうに笑った。
それを見て穗尭も笑顔になり、なっちゃんを抱きしめようとしたところ…
「ちょっと、学校だから」
『だって夏奈可愛いし』
「もう!
学校終わったらどこへなりと付き合ってあげるから我慢して」
2人の会話を聞いてると癒される…