シン…と静まり返るリビング…


二人同じソファーに座り、すぐ隣にいる碧斗の手をみつめた。




「なんだろう…
一人にしたくないって思った。」


『そっか…』


「でもそれは碧斗も同じ」




一人にさせたくない。


最近は碧斗といる時間の方が長い。


その時間が好き。


だけど、真紘の事が心配になるのが確かだった。





「碧斗…」


『ん?』





碧斗の指に触れて顔を見上げる…


重なる目と目…-





「なんでもない。」


『んだよ。』


「ありがとね…」





色々と。


急に泣いたりして心配かけたよね。