私は降りてたまるかと碧斗の手を握り締めた…


すると同時に動き出した電車…




『おい!彩葉!』


「やだよ…」


『はぁ?』


「もう我慢しないでよ」





気づけば涙が頬を伝っていた…




『ちょっ、後一駅待てって!』