頬を伝う雫と共に、碧斗の手を取り一歩踏み出した。 目の前にはさっきより綺麗な真っ赤に染まった夕日があった… 『泣くなって…』 「ひくっ、ひくっ…」 肩を震わしてく私がいた。 自分の胸に掛かっていた鍵を壊されて、解き放たれた感じがした…