『藤崎さん達も一緒に食べよ?』
前の席から日比野くんの声がして、振り返るとニコッと笑っていた。
その隣りには三谷くんもいる。
「そうしよっか♪」
なっちゃんは日比野くんと私の席をくっつけて、適当な椅子を借りて座った。
高校ってこんな感じなんだ…
『朝はごめん。』
三谷くんが両手を合わせて謝ってきた。
目をギュッと閉じて、ちらちら片眼を開けて私の様子を伺っている…
「いいよ。気にしてないし。」
『良かったな!穂尭』
日比野くんは笑って三谷くんの背中を叩いた。
本当、仲がいいんだ♪
「あー、ねぇ!
下の名前で呼び合わない?
私、苗字で呼ぶの苦手で…」