一人が怖くて、怯えてたあの頃。
一人でいると友達がいないように見られてる感じがしていたんだ。
それが恐くて、仲のいいフリをしてずっと友達といた。
「心の底から“友達”って思える人いなかったんだ」
目を開けて見た碧斗の表情は哀しげだった。
そんな顔しないで…
「ずっと自分に嘘ついて生きてきた。
本当の自分を出せずにいた」
自分が思った事を口にすると、友達が離れて行きそうで…
ずっと人に合わせていた。
でも、高校に上がった時
周りには私を知っている人はいなかった。
だから変わろうとした。
「もう自分に嘘は付きたくないんだ」
それが私の本音だ。