きっと子供が好きなのだろう。 『ははっ、びっくりした?』 「うん」 こういう人にもっと早く出会いたかった。 そしたらもっと中学校生活が楽しかったのかな? 『1人ぼっちの気持ち、よく知ってっからさ』 今度は目を細めて下を見た。 孤独を知っているものは 自分の弱さを知っている。 孤独を知らない人は 自分の弱さを知らない。 「私も碧斗に似てたかな…」 『えっ!?』 静かに目を閉じて、あの頃の自分を思い出す…