すべてのテストをざっと見た碧斗は私の顔を見た… 『お前、本当にバカなの?』 「バカですが何か?」 『まぁまぁ2人とも…』 真紘が止めに入り、私と碧斗はプイっと顔を逸らした。 が、碧斗はまた私をちらりと見た。 『科学は良かったじゃん』 「へっ?」 今、なんて… 『科学だけはな!』 「もう!」 碧斗がにやりと笑った。