帰り道はやっぱり沈黙が続く… そりゃそうだよね。 私より2歩先を歩く真紘の背中は悲しげで、小さく見える。 でも、このままじゃいつまで経っても進めない。 変わらなきゃいけない。 立ち止まると真紘の背中が遠くなる… 「ねぇ! 楽しい思い出作りしようよ!」 だってこのまま次の物語の白紙のページに、悲しい思い出なんて描きたくない! 出来るなら笑って過ごしたい。 過去は変えられない。 けど未来は変えられるんだ!