碧斗もずっと一人でたくさんの事を抱え込んでいた…


でも、それを乗り越えて今がある。


いつまでも立ちすくんでたらダメなんだ。


時間は一秒一秒進んでいくから…


前を向いて歩かなきゃ、いつまで経ってもおいてけぼりだ。





「これからは悲しい思い出より、楽しい思い出作りしようよ?」






私も碧斗と同じように、夕日をみつめた…


切ないとき、辛いときほど夕日は目に染みる。




『だな!』





私を見てニッと歯を出して笑った。