なっちゃんは碧斗の事知ってるから、ちょっとだけ驚いていた。 穗堯はだいたい話を掴めたのか微笑んでいた。 『そうだ碧斗! 渚から手紙とか渡された?』 『あぁ。 最後に会った日… まだ読んでないけどな…』 真紘は不思議そうに二人を見た。 『俺貰ってないよ?』 『あー真紘はまだ!』 『はぁ?』 『まだ…渡す頃合じゃない』 真紘にとってなにか特別な日に、穗堯から渡してと伝えて託けたのだろう。