その日の放課後、私は教室に真紘と碧斗を呼び止めた。


碧斗は渚さんの彼氏が真紘だって知った。


けれど、真紘は…



口を開こうとした時、碧斗が真紘を見つめた…




『まさか、日比野がなぎの彼氏だったとはね』




すると真紘は笑った…


私にはその意味がわからなかった。


静かな教室に、鳥のさえずりが響いた…





『渚が言ってた、“あっくん”って神代の事だったんだ…』