保健室を離れ、校舎裏で腰を下ろした…




『渚…』




どうしても彩葉と渚を重ねて見てしまう。


自分の事はそっちのけで、いつも人の心配ばかりして…


自分が苦しくても冥いっぱい笑ってた…




俺は空を見上げて問う




『なぁ、渚…

俺、笑えてるよな…?』





返事は返ってこない。


だって、もうこの世に居ないんだから…





-真紘 side end-