「じゃ、また明日ねー」

「うん、ばいばーい詩穂」

この、桜木公園を抜けたら分かれ道。
詩穂は右に、私は左に行く。

やっと、詩穂と別れた〜。
詩穂と一緒にいると疲れる。

「柊真君。可愛かったな」

ぼそっと呟いた。

誰かにこんな感情を抱いたのは初めて。
なんでだろーな。