思わずつぶやいた私の声に

「あ?文句あっか?」

松木は私を睨む。

「…いえ。べつに」

「チッ」

なんで、こんなに。

「ま、松木、宿題出して」

「やってねーよ」

「忙しかった?」

最近は、やる気を出していたのに。

「なんでもいいだろ」

なんでこんなに、適当になってんだろう

「松木ねぇ、受験生だよ?11月だよ?」

「あ?知らねーよ」

なんかあったことは、間違えないな。