「水瀬君に言ってなかったの?」

「…言ったらうち来そうだからな」

えー…

「え、マジ!?ってことは一緒に住んで…モガッ…」

慌てて今度は奈津が水瀬君の口を封じる。

「み、水瀬君!!静かにしてってば!」

私もそう言って周りを見回す。

ふー、セーフ!

「ごめんごめん…で、一緒に住んでんの?」

今度は小声で聞いてくる。

「…そうだよ、風雅の家に居候させてもらってるの」