そして翌日の昼休み

「風雅、今日部活ある?」

「あるけど?」

奈津と水瀬君がギャーギャー言い合ってる間に

私は風雅に喋り掛ける。

「実はその…鍵受け取るの忘れちゃって」

そう言うと呆れたような顔をされる。

「バーカ。忘れたら家入れねぇだろ」

「うぅ…」

そう言って俯いていると

「ほらよ」

と言って鍵を渡してくれた。