夕飯の用意を手伝っていると

「ただいまー」

と声が聞こえて風雅が帰って来た。

「風雅っ!おかえりー!」

「ああ、ただいま」

そう言って行こうとする風雅の腕を、

コロッケまみれの手で掴むおばさん。

「ちょ、なんだよ!」

「風雅!私明日からいないんだけど結芽ちゃんに手、出さないでよ!?」

「はぁ!?」