「わっ、しまった!
風雅!私今日日直なの!」

「お前忘れてたのか?さっき俺言おうとしてたってのに。
人の話は最後まで聞けっての」

「う…ご、ごめん…」

私は慌ててトーストを口に入れると

鞄を持ってダッシュで玄関まで。

「じゃ、じゃあ行ってきます!」

「結芽ちゃん!お弁当!」

「わわっすみません!では!」

私はそう言うと風雅と共に

玄関を飛び出した。

「ご、ごめん風雅!」

「ほんと重要なことよく忘れるよな。普通忘れるか?日直とか」

「う…」

「宿題まで」

「うぅぅ…」

風雅ははぁ…と大きなため息。

「…俺が見せてやる」

「え?いいよ、高木君に…「い、いいから黙って言うこと聞いとけよ!」