そう言ったママを睨みつけて

「いいけどどうせ同じこと言われると思うぞ」

「俺も同感や」

「…まあいいわ。行きましょう」

そう言って歩き出すママ。

「…要、お前も付いてきてくれるか?」

「とーぜんやろ?
どうせならうちの母親も連れてこよか?」

「…いや、とりあえずお前だけ来てくれるか?」

「わかった」

ママはふんっと笑うと歩いて行く。

私は風雅に支えられながら、

ママに言われたことを考えていた。