翌日

「結芽…「おおおばさん!!今日私ちょっと遅くなります!」

食卓から大声でベランダにいるおばさんに声をかける。

「あらそうなの〜?わかったわ」

「は、はい!!では行ってきます!!」

そう言って家から飛び出す。

風雅のバカァ…なんで今頃声かけてくるの!?

おかげで今日私遅くならなきゃ…

って完全に私のせいだよね…

私ははぁ…とため息をついて学校に向かった。


「おはよう」

「あ、要…おはよう」

そう言って席に着く。

「…なあ結芽、今日の放課後やけど…「要くーん!おっはよ〜!!」

要の声を女子の声が遮る。

「あ、ああおはよ。
ほんでさ、結…「要くーん!今日一緒にお昼食べない?」

「ああええよ。ほんで…「要くーん!」

「はぁ…なに?」

私はそんな要を見て苦笑い。

「あとでいいよ?」

「あ、うん。ごめんな?
…放課後までに絶対話さなあかんねん」

「わかった」

私がそう言って頷くと、

要は女子の渦に巻き込まれていった…