結芽side

…サボり??

ノートに黒板の字を写しながら隣の席を見て顔をしかめる。

まさかの転校1日目からサボり。

…風雅まで。

二人で一緒にいるとか?

それならなにしてるんだろ…

そんなことを考えながらペンを動かす手をとめて窓の外を眺める。

…要がこの学校にいるのって私の…パパとママに関係ある?

いや、考えすぎかな。

そう思ってまたペンを動かす。

でもまたぼー…

っていうか風雅とのことだって…どうしよう。

なんかこのままなの…いやだな…

もういっそのことあれは嘘っえへっとか言ってみる??

…無理だよねぇ…

私はため息をついて机にうつぶせになった。