「…うーん…」

か、考えてるよ…

ないんだ…

あ、おばけは怖くないのかな?

…よし。

「おばけ屋敷いかない?」

「いいけどあの二人は?」



ずっと目をそらしてたけど…

ゆっくり振り返るとやっぱり腕を組んでいる二人。

…風雅はさっきのジェットコースターで少し回復して思いっきり拒否している。

あ、振り払った…

少しほっとする。

「おばけ屋敷いくのぉ〜?いこっかぁ!」

茉侑ちゃんはそう言ってまた腕を絡ませようとチャレンジ。

はぁ……

「…らしいよ?いこっか理玖」

「…うん」

私は小さく微笑んでみんなでおばけ屋敷に向かった。