そうして何日か過ぎ、明日は茉侑ちゃんが帰る日。

「ねえ、みんなで遊園地行かないっ?」

そう言った茉侑ちゃんの推しが強く、

暑い中遊園地に出かけることになった。

「あっつーい………」

そう言ってパタパタとパンフレットで扇ぐ。

「…暑い」

続いて理玖も。

「じゃあ行こ〜!!」

1人元気な茉侑ちゃんはがっちりと風雅と腕を組み、風雅はもう抵抗する気力もないよう。

二人の絡んだ腕を見てズキっと胸が痛む。