「…ありがと…」

私はそう言って微笑んだ。

「っ…べ、別に、お前が絡まれたら俺までとばっちりくるしな!」

「な、なにそれ!?
そんなことないでしょ!?」

「あるから言ってんだよっ」

また言い合い。

だけど夏祭りの帰り以上に胸がトクトク鳴っていた。