「…結芽、なにその不満そうな顔。
私自分でやってるじゃない。
それに冗談だって言ってるでしょ?」

茉侑ちゃんはそう言うとプイッとそっぽを向いて

お皿を流し台に持っていった。

「…気にすんなよ?」

「っ…!う、うん」

風雅に突然話しかけられて驚いたけど…

嬉しい…。

私は少しの間、ずっと胸がドキドキなって、落ち着かなかった。